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高校受験のための効率のいい受験勉強法【中学生編】
基礎を反復する(夏前までは)
基礎問題を反復して解きましょう。入試問題は、大きく基礎問題と応用問題の2つに分かれます。
応用問題の方が難易度が高いので「応用問題に慣れておけば大丈夫」と思ってしまいがちです。
しかし、応用問題の解き方や考えを見てみると、実はほとんどが基礎を問うています。基礎が抜けていると、応用問題が解けません。
基礎問題を軽視せず反復して行い、地盤を固めて多種多様な問題を解けるようになりましょう。
一問一問を大切にする(夏以降は特に)
時期的に、9月以降に取り組む問題などは2つの意味で大切に解くべきです。
まずは、『できるだけ』本番に近い想定で解くこと。これは実際の入試の際の訓練としてですが、なかなかそういう気になれないでしょう。そこで、時間を制限して解くことが有効になってきます。この問題は5分でやる、このページは20分以内に終わらせるなどの具体的な目標を掲げて取り組みましょう。
もう一つは、単純に、入試本番までに2度と出会わないかもしれない問題だからです。以前までは、また復習すれば良いというような感覚があったかもしれませんが、入試が迫るに従って復習の機会はどんどん減っていきます。
どんなに格下だと感じる問題でも、徹底的に倒すようにしましょう。
間違えた部分だけを反復する
間違えた部分だけを反復するようにしましょう。過去に正解していた問題は、正解した理論や理由さえ把握できていれば、必ず次も正解することができます。
逆を言えば、正解した理論や理由を把握できているので、問題に正解することができるのです。
受験は、結果として「間違えるか間違えないか」の二択なので、間違えた問題をいかにして正解まで導けるようになれるかが重要です。
自分の弱点を把握し、次に同じ問題に出会った際に正解できるようになりましょう。
隙間時間を有効活用する
電車やバスなどの移動時間を有効活用しましょう。移動中にスマホやタブレットなどをいじっていませんか?
実は、移動の時間も英単語集を見て単語を覚えたり、テキストを読んだり、時間を有効に使うことができます。もちろん、体を休めるという意味での休憩時間に充てることもできますが、どちらにせよスマホやタブレットは、ついつい触ってしまうことで時間を無駄にしてしまいがちです。
逆に言えば、その時間で本来勉強する予定のものを終わらせることもできます。
また、就寝前の時間を有効活用しましょう。移動時間と同じく、就寝前にスマホやタブレットをいじってませんか?
就寝の直前に覚えたものは、睡眠中に脳に定着すると言われています。
したがって、就寝前の時間は、英単語や歴史の年号など、暗記ものに対して時間を充てるのに最適です。
「就寝前の時間でせっかく自由な時間なのに…」と思うかもしれませんが、受験勉強の効率さを求めたいなら絶対にやりましょう。
複数の問題集はやらない
複数の問題集はやらず、一つの問題集を繰り返しやりましょう。
「複数の問題集をやれば数多くの問題に触れることができるからいい」と思うかもしれませんが、問題の種類や解法の種類が多岐に渡ってしまい、記憶に残りにくいためおすすめできません。
あくまでも基礎を反復し定着させる必要があることから、一つの問題集を利用して、問題と解法ごと記憶させてしまうのがおすすめです。
同じ問題集を繰り返しやっていても、意外と不正解してしまうことも多いので、一つの問題集において「どこに弱点があるのか」「何が理解できていないのか」などを把握しましょう。
志望校の問題傾向を予測する
過去問を利用して、志望校の問題傾向を予測しましょう。受験では、学校ごとに問題傾向や問題形式が存在します。
「どの単元からの出題が多いのか」「どんな形式で解答させるのか」「どれくらいの問題ボリュームなのか」など、学校ごとにある程度は決まっているものです。
問題傾向や問題形式を把握できれば、自分がどのように勉強したらいいのかが決まってきます。
闇雲にやろうとせず、問題傾向や問題形式を意識して、どのように勉強したらいいかも合わせて考えながら過去問を解きましょう。