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子供のコミュニケーション能力を高める方法
親が子供と「対話」をする
子供のコミュニケーション力を育てるためには、とにかく子供と対話することが大事です。
「対話」は、複数の人間がただ単に話をする「会話」とは異なり、互いに向かい合って話をし、物事を考えたり関係性を築くためのものです。
対話をするには、相手の話をきちんと聞き取り、自分の中で言葉を組み立てて、自分の考えていることを相手に伝えなければなりません。
対話、つまりコミュニケーションを取る練習は、学校を本番環境とするならば、家庭が適した環境となります。
親や保護者が間違った言葉を使ったり、誤った行動や考え方を示してしまうと、子供も同じコミュニケーションを取るようになってしまうので注意が必要です。
コミュニケーション能力を高めるための親の関わり方は?
相手の話に耳を傾ける
人とコミュニケーションを取るには、まず人の話をよく聞くことが重要です。
一見すると、「自分がどのように話をしたらいいか」が重要だと思うかもしれませんが、自分が話をするには、まず相手がどんな内容の返答を求めているのかを理解する必要があります。
相手が聞いていることに対する返答をするには、当然のことながら相手の言葉や発言の意図を理解しなければなりません。
「自分が、自分が」とならないように、子供の話を傾聴することを心がけましょう。
疑問に対する意見を考え述べる(結論と理由)
コミュニケーション力を伸ばす具体策として、物事に疑問を持ち、それに対する意見を考え述べる訓練をするというのが挙げられます
コミュニケーションは、人と人との対話であるため、いわゆる「はい」「いいえ」で簡単に答えるだけで済むようなものではありません。
コミュニケーションには、必ず質問や疑問、それに対する意見や主張などが混在しているはずです。
質問を投げかけたり、質問に答えるには、必ず自分が出す答え(結論/主張)や、それに対する理由(根拠/原因)が存在します。
そして、自分の答えやその理由を頭で組み立てた上で相手に伝えることこそが、「コミュニケーション力」と言えます。
どんな話題でもいいので、子供が興味を持ちそうな話題に対して質問を投げかけたり、子供がする質問に答えたりすると、子供のコミュニケーション能力が高まっていくと同時に、論理的思考能力も身に付くでしょう。