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コーネル式ノート術とは?
「仕切って使う」ノート術
コーネル式ノート術とは、1989年、アメリカの名門コーネル大学のWalter Pauk氏が開発したノート術で、「仕切って使う」という独特な手法です。
その利便性の高さから「the best note-taking system」と呼ばれ、アメリカの有名大学や研究機関で最も多く導入されるメソッドの1つとなっています。
Walter Pauk 氏は、コーネル大学の読書および研究センターの所長でした。彼は、ベストセラーとなった『大学で勉強する方法』の著者でもありました。 Pauk 氏は、「発達教育と学習スキルの分野で最も影響力のある教授の 1 人」として賞賛されています。【2019年・没】
引用元:Wikipedia
コーネル式ノート術の中身と実例
A:『ノート』にメモをする
Aの部分にあたる「ノート」は、主に授業中に使います。
重要なのは、徹底的な簡略化です。
内容を一言一句書き取るのではなく、なるべく箇条書きや単語の走り書きなどで情報を羅列していくことを心がけましょう。
「書きとる」行為を最低限に留めることで、話の内容に集中し深く考える余裕が生まれるということが重要です。
B:『キーワード』に追記する
Bの部分にあたる「キーワード」は、授業が終わった直後やその日のうち(記憶がまだ新しい間)にやることが望ましいです。
記入するのは、それぞれの話の中で特に重要になっていたキーワードや、話題が次に移る際に橋渡しをした内容、疑問などです。
キーワードを記入していくということは、ノートの分かりやすさを高めると同時に、全体の流れを把握し直し、問題点や疑問点を整理することにも繋がります。
C:『サマリー』に要約を書く
Cの部分にあたる「サマリー」は、言い換えれば「要約」で、この部分も復習の時間に記入します。
重要なのは、「なるべく短く」「過不足なく」情報を盛り込むことです。
情報を短くまとめるためには、頭の中の情報が整理されていることが絶対条件です。
情報の整理が完了していることを確認すると共に、アウトプットを通して記憶の定着を図ることができます。
そして、後から見返したときに「何が書いてあるのか」を一目瞭然にすることなどを同時に行えます。