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宿題をしない子供にかける言葉とは?
「宿題をやろう」|言葉尻を大切に
宿題をしない子供にかけるべき言葉として、「宿題をやりなさい」ではなく「宿題をやろう」のように、親も一緒になって取り組むという気持ちを見せるような声かけが挙げられます。
親が子供に対して命令もしくは指示出しをする口調は、子供にとって最もやる気を削いでしまう原因となります。
モチベーションが高い状態でなければ、大人であっても勉強を自主的に行うことなど起こり得ません。
子供に声をかける際には、言葉尻を大切にし、宿題をやることを「誘う」という気持ちで行ってみましょう。
「いつからやる?」|宿題をやることを前提に
宿題をしない子供にかけるべき言葉として、「いつからやる?」「何時から何分間やる?」のように、具体的な時間に触れつつ、宿題をやることを前提とした声かけが挙げられます。
まず、子供が宿題をやらない原因の一つは、宿題をやらないことが習慣付いてしまっていることです。
さらに、具体的な時間を提示することで、子供にどのタイミングで行動を起こしたらいいかのきっかけを与えることができます。
多少なりとも子供に自主性が垣間見れるという場合には大いに有効なやり方となるので、ぜひ試してみましょう。
なぜ宿題をしないのかを冷静に聞く
子供がどうしても宿題をやってくれないという場合、なぜ宿題をやらないのかを冷静に聞いてみることも必要です。
子供であっても、自分が取っている行動に意味や理由が存在します。
親は、子供がその行動を取る理由を共感しながら聞き入れ、筋が通った話なのかそうではないのかを教えてあげるべきです。
宿題や勉強に関しても同じなので、子供の話を傾聴し冷静になって話し合ってみましょう。
宿題をしない子供にイライラして怒るとどうなる?
勉強への積極性が無くなってしまう
宿題をしない子供にイライラし怒ってしまうと、子供は勉強への自主性や積極性を失います。
親が命令もしくは指示出しの口調で宿題や勉強をすることを促してしまうと、子供は宿題や勉強に受動的な感覚を持ってしまいます。
さらに、親の言葉に怒りの感情が乗っかってしまえば、なおさら宿題や勉強に対する積極性は失われ、モチベーションが下がり消極的になるばかりです。
決して感情的になることなく、子供への声かけを行うようにしましょう。
逆上してしまう
宿題をやらない子供に対してイライラして怒ってしまうと、子供は逆上してしまいます。
「宿題をやりなさい」「勉強しなさい」という言葉は、結果的に見れば間違っていません。
しかし、怒りの感情を乗せながら話の結論だけを伝えても、当然ながら子供は納得がいかず何も伝わりません。
親が出す「宿題をすべき」という結論と、子供が出す「宿題をしない」という結論が互いにぶつかり合うならば、お互いそのように思う理由を冷静に話し合うべきです。
「なぜそう考えるのか」「なぜそう思うのか」の部分を、子供に対して共感しながら傾聴してみましょう。