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【5月病】原因と解消方法
5月病はなぜ起こる?症状|段階的原因
進級進学|就職|引っ越しなどで心身が緊張状態に
5月病は、進級や進学、就職、引っ越しなど、3月から4月にかけて起こる、環境の変化による心身の緊張状態によって引き起こされてしまいます。
環境が変化すれば、自分を取り巻く人間関係も変化するため、緊張状態が長く続きストレスが蓄積されやすいです。
大型連休で緊張の糸が切れる
3月から4月にかけて溜め込んだストレスや緊張状態は、大型連休(ゴールデンウィーク)によって、緩和されます。
休みの期間は心身共にリフレッシュすることができるので、緊張していた心は安心感に包まれていきます。
しかし、5月病は、その緊張の糸が切れたタイミング、もしくは反動で起こりやすいのです。
「また緊張感のある場所に行くのが嫌だなぁ」「あの戦場(学校や仕事場など)でまた戦うのが嫌だなぁ」など、今の自由な環境から抜け出したくないという思いが募ってきてしまいます。
生活のリズムが狂い心身が不調に
心身の極端な振れ幅から、徐々に生活リズムが狂い始めます。
生活リズムが狂えば、体も心も次第に不調になっていき、「自分が本来存在しなければいけない場所・境遇」を遠ざけようとしてしまうことで、過度な拒否反応を示してしまいます。
このように、5月病は「ストレス→安全地帯→ストレス」のように、段階的な環境の変化が原因で起こってしまうのです。
5月病になりやすい人の対策|抜け出し方
①人に悩みを相談する(もしくは書き出す)
5月病の解消方法として、人に悩みを相談することが挙げられます。
3月から4月に巻き起こった自分の悩みや心の内を、友達や兄弟姉妹などに話してみるなどすれば、自分一人でストレスを抱えることも少なくなります。
相談する相手がなかなか見つからないという場合は、メモ帳やノートに書き出すなど工夫してみましょう。
②生活習慣を見直す(徐々に)
徐々に生活習慣を見直すことも、5月病を治すのに効果的です。
ただし、いきなり全ての生活習慣を見直すとなると、それだけでも心の負担が大きいので、「徐々に」「少しずつ」と考えることがネガティブ思考にならないためのポイントとなります。
5月病になってしまっている場合、何かをはじめるのが億劫に感じてしまい、結局何も手をつけずに終わってしまうということが多いでしょう。
あくまでも、「できるところから始める」「少しずつ始めてみよう」など、ポジティブな気持ちを持つように心掛けてみましょう。
▼節目となる時間を意識する
▼節目の時間▼ |
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・起床時間 ・朝食の時間 ・昼食の時間 ・夕食の時間 ・就寝時間 など |
生活習慣を見直す際は、起床時間や食事の時間などの「節目の時間」を意識してみましょう。
一日の生活の中で「節目の時間」は、生活リズムの軸になります。
規則正しく生活をするために、「いつ起きる」「いつ昼食を取る」などのように時間の意識を持ち、残りの時間に肉付けする形で徐々に生活リズムを改善していきましょう。
③入浴を心掛ける(短時間でOK)
5月病を改善するために、入浴の際は湯船に浸かるということを心掛けましょう。
お風呂に入る際に、湯船に浸かり体温が上昇すると、血行が良くなりストレスが緩和されます。
春から夏にかけては外が暖かいので、お風呂をシャワーで済ませてしまう人も多いかもしれませんが、毎日ではなくても良いので、しばしば湯船に浸かるようにしてみましょう。
④朝日を浴びる
5月病を治すために、朝日を浴びるようにしましょう。
朝日を浴びると、睡眠ホルモンとも呼ばれる「メラトニン」が作用し、体が活動状態に導かれます。
また、日光を浴びると、脳内物質の「セロトニン」の分泌が増え、うつ症状が改善されます。
朝起きたら、まず「カーテンを開ける」「外の空気を吸う」など、少し意識を向ければ基本的に誰でもできることなので、ぜひ試してみましょう。
⑤動植物と触れ合う
5月病への対処法として、動植物と触れ合うことも一つの手段です。
動植物と触れ合う、またはお世話をすることで、「自己肯定感」が生まれると同時に、リラックス効果や癒し効果もあります。
すでにペットを飼っている人は触れ合いやすいかもしれませんが、動物に限らず、庭にいる昆虫や植物でも十分なので、ぜひ試してみましょう。