目次
大学行く意味(理由)って本当にないの?
昨今の『大学不要論』について
昨今、コメンテーターやインフルエンサーなど、多くの著名人が声高に発信している『大学不要論』。これをどう捉えれば良いのでしょうか。
彼らの論旨は、『大学になど行かなくとも学ぶことはできるし、むしろ時間が勿体ない』というものがほとんどです。
確かに、今はYoutubeをはじめ様々なメディアや記事などから、ほとんどの知識を得ることができるようになっていると言えるでしょう。学歴にこだわらない企業も増加してきているのも事実です。
しかし、そこには大きな落とし穴があるのです。つまり、『それらの環境を有意義に扱える人間というのが、ごくごく少数なのではないか』ということです。
果たしてどれだけの人間が、積極的に自ら動き、正確な情報を掴み、人間関係の構築をし、ビジネスに繋げていけるのでしょうか。そういった能力や覚悟がない人が『大学不要論』に従って人生を決めるのは非常に危険です。
結論として、まだまだ大学に行くことに関してはデメリットよりもメリットの方が大きいと言えるでしょう。
将来必要なら意味はある(あなた次第)
あなたにとって、「今後『大学で学ぶ、卒業する』という過程が必要であること」をする予定があるならば、大学に行く意味はあるでしょう。
一方で、将来的に大学で学ぶ必要性がない場合や、大学を卒業することが何にも繋がらないというようなら、大学に行く意味はないでしょう。
ただし、大学に行き卒業をすることで、事実として一定のメリットは存在します。
「大学に行く意味」の根底にあるのは、「今後あなたが『何をしたいのか』『何になりたいのか』」です。
将来を見据えた上でどうしたいかを考えることで、その人にとって「大学に行く意味があるのかないのか」が決まるでしょう。
大学に行くメリット
自由な時間を作りやすい
大学に行く理由やメリットとして、自由な時間を多く作りやすいという点が挙げられます。
通う学校や学部などにもよりますが、おおむね大学は中学や高校とは異なり、春休みや夏休み、冬休みのような長期休暇そのものの期間が長いです。
海外旅行や国内旅行のような余暇をはじめ、アルバイトやボランティアなど、まとまった時間を駆使して様々な経験を積むことができます。
社会人になってからだと、まとまった時間を確保することは比較的難しいです。
大学に通っている数年間は、多くの時間を自分のために自由に使うのに適した期間であり、その時間を今後に活かすことができれば大きなメリットとなるでしょう。
就職・転職で有利
① | 「大卒」が応募要件となっている場合がある(就職の間口が広い) |
② | 「大卒」が条件となる資格や職種がある |
③ | 印象が良い(少なからず「高卒以下の人」を積極的に採用するということはほとんどない) |
大学に行き卒業をすれば、今後の就職や転職活動に必ず有利に働きます。
もちろん自分が就職や転職を希望する業界や職種にもよりますが、「大卒」が応募要件となっている企業もあれば、「大卒」が一つの条件となる資格や職種も存在します。
つまり、就職や転職の選択肢の幅が広がり、仮に後から別の業界や職種を目指そうと考えた場合にも、多少の融通が効くようになります。
「自分の人生に保険をかける」と言うと少し大袈裟かもしれませんが、自分の気持ちやモチベーションはリアルタイムで常に揺らぐものです。
「後から融通が効くようになる」ことは、大学に行く理由や大きなメリットと言えるでしょう。
年収が上がる
大学に行く理由やメリットとして、もちろん一概には言えないですが、生涯年収が上がる可能性が高いです。
希望する業種や職種、または企業によりけりですが、一般的に企業が出している採用情報では、最終学歴によって月収額が区分分けされていることがほとんどです。
高卒以下よりも、大卒の方が高収入であることがほとんどのため、月収を積み重ねた年収、さらには生涯賃金にも大きな差が生まれます。
将来の収入の部分に差が出ることは、大学に行く理由やメリットと言えるでしょう。