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心理学的な裏付けがある効果的な学習法
子供に受験勉強をやる気にさせるには?
自己肯定感を高める
子供に受験勉強のやる気を出してもらうには、自己肯定感を高めてあげる必要があります。「自己肯定感」とは、自分で自分のことを認めている感情です。
言い換えれば、自分に対して満足感を持っていて、なおかつ自分のことを肯定的に捉えることができる感情を指します。
自己肯定感を持っていれば、ポジティブ思考になりやすく、この先どんな窮地に立たされたとしても、物事を自分で考え解決することが可能です。
受験においても、この「自己肯定感」があれば、自らやる気を出し、積極的に取り組んでくれるきっかけとなります。
子供に受験勉強をやる気にさせる対処法
褒めてあげる
子供に受験勉強のやる気を出してもらうには、まず「褒める」ことが重要です。誰でも、人から褒められたらやる気が出るものです。
たとえ、テストや模試の点数が悪かったとしても、「よくがんばったね」「すごいじゃん」などと褒めてあげましょう。
また、「ここがこう考えられているところまでは良いね」など、結果だけでなく過程も含めて、褒められる部分を探してあげると良いでしょう。
共感・肯定から入る
子供に共感しましょう。子供は受験勉強をする中で、「不得意科目の点数が伸びない」「他人に比べて〇〇の部分で劣っている」など、様々な悩みを持っています。
子供がそんな話をした時は、まず共感し肯定してあげることが大事です。
「共感する」とは、相手と同じ目線に立って話し、相手に寄り添うということです。
共感された側は、「自分のことを分かってくれる」と、良き相談相手がいることに安心感を覚えるため、共感はやる気を出してもらうための引き金になります。
選択させる・考えさせる
子供に物事を考えさせ、選択させてあげましょう。考えさせることや選択させることは、自分自身で物事を解決し行動に移す力が高まるきっかけとなります。
親は、ついつい子供に対してサポートをしてしまいがちです。もちろん、必要な場合に親がサポートをすることはとても重要ですが、全ての物事を親が決めてしまうのは、過度なサポートとなってしまい、子供の思考能力が高まりません。
子供に「親から頼りにされている」と思ってもらうようにし、最終的に子供が自分自身で物事を決めたと思い込ませるくらいがちょうど良いのです。
期待する
子供に期待しましょう。中には、「あなたにそれができる訳ない」など、期待されていないことに反してやる気を出す人もいます。
しかし、受験勉強の場合、相手はまだ成長途中の子供です。また、どんな親でも子供に期待しているはずです。
期待している気持ちをそのままストレートに言葉にして伝えてあげるようにしましょう。
ただし、期待する言葉をかけ過ぎるのは逆効果です。良い結果が得られなかった場合に、子供が消極的になってしまう恐れがあります。
期待している気持ちを伝える頻度は、程々にしておきましょう。
教育心理学による根拠
ピグマリオン効果
ピグマリオン効果とは、周囲から期待されていることによって優れた結果を出すことができるという現象を指します。
受験勉強に置き換えると、テストや模試、または入試本番において、周囲の期待に応えようとした結果、優れた成績を残すことができる、ということになるでしょう。
ゴーレム効果
ゴーレム効果とは、周囲から期待されていないと感じることで、物事に対するパフォーマンスが下がってしまうという現象を指します。
裏返して言えば、周囲から期待されていなければ、物事に対するパフォーマスが上がらないということになります。
受験勉強に置き換えるならば、テストや模試、入試本番において、周囲から期待を込められている状態でなければ、優れた結果を残すことができないということになるでしょう。