目次
夏休みの計画・スケジュールの立て方
やるべきことの洗い出し
夏休みの計画やスケジュールを立てるには、まず夏休みに何をやるべきなのかを洗い出す必要があります。
何をやるべきかが明確になっていない状態では、当然計画やスケジュールなどは立てることができません。
受験生であれば、学校の課題や弱点を克服するための基礎演習、さらに志望校の過去問演習、その日の学習した内容の復習…など、ただでさえやることが多いです。
自分がやらなければならないことを全て把握すべく、漏れのないように列挙していきましょう。
▼計画を立てるイメージ図
いつ・どれくらい取り組むかを決める
夏休みにやるべきことを全て列挙し終えたら、次に「いつ・どれくらい」取り組むかを決めます。
「やるべきことはこれだ!」と明確にするのは良いことですが、「いつまでにやらなければならないのか」「どのタイミングで取り組むのか」「どれくらいの期間かかるものなのか」を予測しなければ、計画やスケジュールを立てることはできず、意味を成さないものになってしまいます。
多くの自由時間を持てる夏休みを無駄にしないためにも、「この問題集をやるのにこれくらいかかる」「学校の課題はこのタイミングでやってこの日までに終わらせる」など、時間もしくは期間目標を持つようなイメージで、やるべきことを仕分けしましょう。
やるべきことを決め、いつどのくらい取り組むかを決めるだけで、夏休みの勉強計画表(スケジュール表)は簡単に作ることができます。
▼夏休みの勉強計画表・スケジュール表の例
※上記の画像は一例です。
※計画表やスケジュール表のリクエストがあればこちら!(無料)
計画の達成状況を都度確認
自分で立てた計画やスケジュールは立てっぱなしにせず、必ず都度計画通りに遂行できているかどうか確認するようにしましょう。
計画通りに物事が運んでいるかの確認は、計画がずれていることに気付けることはもちろん、ずれた場合の修正方法や代替案を考えるきっかけにもなります。
計画やスケジュールというのは、ずれ込まないのが理想的ではあります。しかし、はじめに計画を立てる際に誤った時間の予測をしてしまったり、予想外に時間がかかってしまったなどのような不測の事態が起きるなど、実際には計画通りにはいかないでしょう。
立てた計画やスケジュールは、毎日確認するのが理想的ですが、少なくとも週1回ペースでは確認し、「計画が遅れそう」なのか「すでに計画が遅れている」かどうかなどをチェックしましょう。
夏休みに勉強時間は1日どれくらい必要?
最低でも1日合計7~8時間は必要
夏休みの勉強時間は、学校の課題や塾の授業も含めて最低でも1日合計7~8時間は必要です。
学校に通っているときと比較すると分かりやすく、夏休み前でさえも約5~6時間程度は平日に勉強をしていたはずです。
さらに、塾の授業を受けているなどがあれば、約7~8時間程度は勉強をしていたことになります。
学校では、体育や芸術科目などのいわゆる座学形式ではない授業もありますが、それでも「学習する(教科・科目と向き合う)」という観点で考えれば同じです。
「夏休みに勉強すると意気込んでおいて、実は学校に通っていたときと同じくらい、もしくはそれ以下しか勉強できていない」なんてことも起こりうるので、学校に通っているときの勉強時間を一つの目安にすると良いでしょう。
夏休み全体で300時間程度になるような設定であれば、現実的に学習に集中できると言えるでしょう。
勉強時間は人それぞれ異なる
夏休みの勉強時間は、自分の目標ややるべきことが何なのかによって人それぞれ異なります。
「夏休みだから合計7~8時間勉強する」「夏休みは一般的に平均8時間くらい勉強すると言われているから自分もそうする」と考えるよりかは、自分の目標ややるべきことに照らし合わせて勉強時間を考えることの方が大事です。
周囲との学力差に不安になることも少なくないですが、体に無理のない範囲で最大限の学力上昇が見込める計画やスケジュール、勉強時間を考えていくのが得策と言えます。