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塾に行くべき?
必要なら行くべき
塾は、必要なら行くべきで、必ずしも行かなければならないという訳ではありません。
勉強を教わる手段は、主に学校と塾の二つに分かれます。学校での勉強では物足りず、自分の学力が足りていないと思うなら、学力を補完する手段として塾に行くべきです。
また、塾は「志望校に合格すること」つまり「受験」に焦点を置く指導も行っています。
「志望校に合格すること」に関して、学校よりも専門的にアプローチしているため、特に難関校を受験しようと考えている人は、塾で学力を補完していくことをおすすめします。
塾に行くべきかを考えるための5つのポイント
①志望校が決まっているのか
塾に行くべきかを考えるためには、まず志望校を決めます。
なぜなら、塾は、現状の自分の学力を補完するための手段だからです。
塾に行くべきかどうかを決める際は、まず「何に対して、今の自分の学力を補完しなければならないか」を考える必要があります。
相対するものがない状態で、自分の学力を補完するという思考にはならないはずです。
まず志望校がどこなのかを明確にし、塾に行くべきかどうかを検討しましょう。また、まだ志望校が明確に決まっていない段階であったとしても、大体の目安から塾での受講が必要かどうかの判断をするようにしましょう。
②今の自分の学力はどれくらいなのか
塾に行くべきかを考えるために、「志望校の決定」の次に必要なことは、「自分の学力はどれくらいなのか」ということです。
自分の学力が分かっていなければ、学力を「どれくらい補完したら良いか」が分かりません。自分の学力は、学校の成績やテストの点数、模試を受けることで明白になります。
自分の学力を今一度見つめ直し、自分がどれくらいの学力を持っているのかを把握しておきましょう。
ただし、学校自体にもレベル差がありますし、模試も受験者数が少ないものでは信憑性に欠ける点には注意が必要です。
③志望校と自分の学力に差はあるのか
志望校と自分の学力に差があるのかを考えましょう。塾は、学力を上げる場所、つまり「自分の学力を補完できる場所」です。
したがって、志望校と現状の自分の学力との間に差分があるならば、その差分を塾で補うと考えれば良いのです。
現状の自分が、志望校に対して学力が補完できていない状態ならば、塾に行くべきです。
ただし、受験に「絶対」はありません。「合格の可能性を上げること」と「コスト」のバランスを見極める必要があります。
④勉強する環境は整っているか(自分に適しているか)
塾に行くべきかを考えるために、勉強する環境が整っているのかを確認しましょう。
自分の学力を補完することは、学校での勉強時間以外に、その他の時間を費やすことで達成されます。
自分の家などのように、落ち着いた環境で勉強する時間が確保されているのか、どのような環境の塾であれば効率的に学習を進められるのかなどを考える必要があります。
このことを疎かにすると、学力の向上は一気に難しくなってしまうでしょう。
したがって、自宅で勉強する環境がしっかり整っているのかどうか、時間はあるが生徒本人がやれていないのか、そしてどのような塾に行くべきなのかを考えるのが大きなポイントとなるのです。
⑤様々な「塾」の形態
様々な「塾」の形態があることを念頭に置きましょう。一口に「塾」といっても様々です。
まずは「集団指導塾」や「予備校」です。1クラスに対して、概ね10名前後〜40名前後の生徒が同時に一人の講師の授業を受ける形態です。
次に「少人数制指導塾」です。こちらはその名の通り、2名〜6名前後で運営されていることが多いです。
そして「個別指導塾」です。この言い方をしている塾は、必ずしも1対1ではないということに注意が必要です。
最後が「完全個別指導塾」です。こちらは完全に1対1なので、しっかりと講師が生徒と向き合える環境が整うことになります。
また、それぞれに対して、昨今は「オンライン」という手法が増えつつあります。
時代の多様化の流れとともに、教育機関の多様化も加速していますので、しっかりと体験授業等で自分に合った環境の塾を選ぶようにしましょう。